mihajlovic's blog

わーい

記憶について

人間の脳は、忘れるようにできてるし、都合の悪い事・つながりのない不完全な事は、
自分の勝手で記憶を上書きしたり、つくり出す。
安心できるように。
自分の思いが強ければ強いほど、その傾向は顕著なのかもしれない。
理論だてて考えた物は、その理論が正しければ、1度忘れたものでも、
ある程度思い出せるが、その時の状況・環境にいくらでも左右される。


このように記憶は非常にあいまいな物だと思う。
過去の思い出は勝手に美化されるし、
昔好きだった人は今も変わらないかわいい笑顔で記憶されてる。
現実はどうかわからないが。


その一方で、忘れたくても忘れらない出来事も少なからずある。
自分の都合悪いことは消えてなくなってしまえばいいのに、
自分の奥底にしまい込んでるだけで、ふとした瞬間に頭に浮かぶ。


もし、自分の記憶をすべて記録できる外部記録装置があったら、
どのような感じなのだろう。
その時起こった事象だけでなく、感情も行動も五感も何もかも記録していたら。
何か使い道があるんだろうか。
その時その瞬間の再現とか。
楽しかった瞬間の記録を再現する。
う〜ん、もしこんなことが簡単にできたら、人間はより楽しい事、幸せな事、満足できることを
手に入れよう、実感しよう、経験しようとは考えなくなるんだろうな。


だから、記憶はあやふやなもので、あいまいなもので、変わりやすいものなのかな。
よりよいものを求めるために。
実感し、経験し、人と共有し、人生をHAPPYに過ごすために。